2015年3月号
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4働く広場 2015.3 新陽ランドリーは、本社(若林区)と泉工場(泉区)が東日本大震災の被害を受けた。その数カ月後、社長の加藤幹夫さんから、震災後の困難な状況を障害者とともに乗り越えた体験をうかがった(本誌2011年7月号)。今回訪ねた泉工場は、仙台市街から北西方向に車で30分ほど、民家が散在する畑の中にある。工場の階段の壁などの亀裂はそのまま残っている。「エレベーターは修理しましたが、壁は崩れなければ危なくないので、大地震のことを忘れないようにそのままにしているのです。機械はかなり入れ替え、本社のトイレは昨年、直しました。蓄えていたお金を使ったので、2014年5月末決算でようやく黒字になりました。売上や利益が元に戻り、会社もやっと落ち着いて、スタートに戻ったという感じです。従業員も採用できるようになりました。これから銀行からの借入れを頑張って返そうと思います」創業は1954(昭和29)年。病院の寝具・ユニフォームのクリーニングがメインで、泉工場近くに病院ユニフォーム専用工場があり、300床以上の大病院から仕事2011(平成23)年3月11日の東日本大震災から丸4年を迎え、障害者が働く宮城県と福島県の企業を訪ねた。新陽ランドリーは震災前の状態にほぼ戻り、サンエイ海苔は原発事故の先が見えないなか、環境に「順応」して新たな道を歩み出している。東日本大震災から4年宮城県・福島県の障害者雇用(文)清原れい子 (写真)小山博孝新たな一歩が始まった株式会社新陽ランドリー本 社:〒984-0001 宮城県仙台市若林区鶴代町6-48-6 TEL 022-236-4647泉工場:〒981-3221 宮城県仙台市泉区根白石字判在家25-2 TEL 022-376-5511http://sinyo.main.jp ■代表取締役:加藤 幹夫 ■創業:昭和29年10月1日 ■設立:1964(昭和39)年12月1日■事業内容:病院ユニフォーム・寝具・食品工場のユニフォームのクリーニング、  リネンサプライ・ユニフォームのレンタル、繊維製品・ユニフォームの販売取材先データkeyword:精神障害、知的障害、障害者授産施設、就労支援事業所、クリーニング業、食品製造・加工業●特集2● 東日本大震災から4年新陽ランドリー泉工場病院ユニフォーム専用工場

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