2015年3月号
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7働く広場 2015.3 1973年に味付け海苔製造で創業したサンエイ海苔は、韓国海苔を日本でいち早く製造・販売し、障害者雇用も長年続けてきた。震災半年後に訪問したときは従業員が交代で自宅待機していたが、いまは全員が出勤している。事務所は修繕したが、工場は当時のまま。社長の立たちや谷一郎さんにうかがった。「震災後、工場の売上げは3割強減ったままの状況が続いています。風評被害は払しょくされていません。地元のお母さんが福島産のものは子どもに食べさせないから、魚はスーパーでも売りにくい。福島県産ではない海苔でさえ、学校給食はいまだにとってくれない。PTAの方たちが、福島で作っているものは子どもに食べさせるなというのです」加工している海苔は、韓国、九州や宮城産だというのに……。立谷社長は、「このままでは相馬の地域が消滅してしまう」と危機感を持ち、ビジネスホテル、コンビニエンスストア、ファーストフード店やレンタルビデオ店と、経営の幅を広げている。「ビジネスホテルは3カ所増やして4カ所になりました。当初は火力発電の修理、その後は除染や港湾関係の建築で満室が続いています。将来、廃炉になるまでには多くの人が作業をするでしょうし、浪江町・風評被害は消えず。売り上げは3割減株式会社サンエイ海苔〒976-0016 福島県相馬市沖ノ内1-15-8TEL 0244-36-2724 FAX 0244-36-2730http://www.sunei-nori.com/■代表取締役:立谷一郎 ■設立:1973(昭和48)年6月■事業内容:海苔加工取材先データサンエイ海苔の売店海苔の製造工場、震災に負けず働く障害者のみなさん

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