2015-04
7/36

5働く広場 2015.4障害理解やマニュアルの見直しでだれもが働きやすい職場に改善事業所名丸善運輸倉庫株式会社所在地大阪府大東市事業内容一般区域貨物自動車運送事業、第一種利用運送事業、倉庫業、物流支援業従業員数48人うち障害者数5人冷凍・冷蔵・定温・常温倉庫での物流サービスを提供する丸善運輸倉庫株式会社は、平成17(2005)年に軽度の身体障害者の採用後、ラベル貼りなどの軽作業で知的障害者や精神障害者を採用。しかし、障害特性の理解が足りず、トラブルや離職が相次ぐ。解決策として特定非営利活動法人大阪障害者雇用支援ネットワークの第2号職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修を幹部社員3人が受講。障害に対する基本的な知識、支援方法などの理解を深め、共通認識を持つことで課題に対応した。また、てんかんのある従業員への対応から、全従業員が普通救命講習を受講したところ、ほかの急病者への対応にも役立った。業務では、文字の多い作業マニュアルを見直し、知的障害者にもわかりやすいように、写真や図を多用したものに改善。その結果、配置転換や新規採用、取引先や顧客への業務説明にも活用できるマニュアルになった。業務日報は、障害者が体調面や、その日、感じたことなどを記入し、上司はそこから悩みや変化を読み取り、個人面談を定期的に実施。また、実習生への業務指導を障害者社員が担当したり、適度な配置転換を行ったりして、責任感と達成感、モチベーションを育てている。特定非営利活動法人大阪精神障害者就労支援ネットワークへ定期的な職場訪問を依頼し、専門的な視点から助言を得ている。先行事例ポイント入出荷作業1.障害理解、作業マニュアルの見直しなどで態勢整備2.障害者のモチベーションを維持し雇用継続3.支援機関と連携し、外部の専門的なアドバイスを活用ステップ1、3、5に対応地域障害者職業センターを活用し全国の店舗で採用促進事業所名カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社所在地東京都渋谷区事業内容書店事業を中心としたエンタテインメント事業、Tポイントを中心としたデータベース・マーケティング、ネットサービスを通じて、新たなプラットフォームサービスの企画と新しいライフスタイルの提案従業員数2249人(アルバイトは除く)うち障害者数88人DVD、CD、書籍、ゲーム、などの販売やレンタルを行う「TSUTAYA」で知られる同社は、全国約1450店舗のうち、直営店が約100店舗。そのうち28店舗で知的障害者や精神障害者が働いている。採用にあたっては障害区分を意識することはなく、面接と3日間の実習を経て、本人が「ここで働きたい」と希望し、店長はじめスタッフが「この方なら大丈夫。一緒に働きたい」と気持ちが一致することがポイント。多くの場合、地域障害者職業センター(以下、地域センター)と連携して募集・採用を行っている。必要な人材と仕事内容を、その店舗がある地域センターに伝え、実習候補者を相談。地域センターでは職業準備支援などを通じて把握している障害者の特性をふまえてマッチングにつなげる。「地域センターと連携することで、その方の主治医といった医療関係者とも連携できるので、入社後になにかあったときも、すぐに支援を受けることができます。雇用管理の面でも心強く、助かっています」と本社人事部の武田行いく子こさん。全国規模の同社では、ほとんどがその店舗のある地域センター経由で採用することが多いという。最適な人材確保のために、日ごろから地域センターとの関係強化に力を入れている。先行事例ポイント同社が運営する武雄市図書館(外観)図書の整理などで障害者が働いている1.地域センターへ相談し、最適な人材を確保(ジョブマッチング)2.実習で双方の感触を確認3.就労後も地域センターと連携して雇用管理に生かすステップ4、5に対応このほか、当機構のサイト内にある、「障害者雇用事例リファレンスサービス」では、さまざまな業種の障害者雇用事例を掲載しています。ぜひご覧ください。    http://www.ref.jeed.or.jp/丸善運輸倉庫株式会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社図書の整理などで障害者が同社が運営する武雄市図書館(外観)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です