働く広場2015年10月号
11/36

9働く広場 2015.10・玄関にはさまざまな表彰状が飾られ、1階の廊下にはサンクスカードや誕生日のメッセージカードが貼り出されている。「田舎で地味な仕事をしていますから、『新聞にも載り、賞状もいただける会社なのだ』というプライドを従業員に持ってほしいと思っています。これからは年6回、各課の人たちと食事会をしたいですね」今後の物流業について、社長としての思いがある。「店頭での販売は、確実に縮小していくと思います。人口が減り、ものが売れなくなる。メーカーさんから、『物流のコストを削れ』といわれるのは間違いありませんので、付加価値を見出していくことが必要です。A社とB社が同じサービスで同じ価格というとき、LFCを選んでいただくには何が必要なのか。『正義』という言葉は少し大げさかもしれないのですが、『世のなかのためになっているのはLFCだね』と選ばれる会社になりたいと思います」障害者雇用と高齢者雇用は、これからも続けていくつもりだ。「地域のためにも障害者雇用、高齢者雇用をしなければならない。彼らをお客さまにするのではなく、戦力として生かすことが、結果としてうちが勝てる力になるという考え方でやっていきたいと思います。もう1つ、付加価値でいえば、たとえばラブリークィーンの販促物を提案して、商品と一緒に販促物も届けるとか、アパレル物流の困りごとをすべて解決するようにできればと思います」剛典さんは42歳。2代目社長として、会社のビジョンを描く。「月曜日に行きたくて仕方がない会社にしたいですね。仕事が楽しい、仕事にやりがいがある。目標を持って自分が成長できる。この10年で、ワクワクできる会社にできればと思います」「素直でいい子たちばかり。話したそうに寄ってくるフレンドリーな子も多い」障害者の人たちについて語る社長の生き生きとした表情から、彼らの成長を喜ぶ思いが伝わってきた。れからが気にかかる。「預かる以上は、どこに行っても仕事ができるぐらいのレベルまで責任を持ちたいと思います。いまはみんな『新卒』という感じですが、将来は給料と障害年金で、シェアハウスなどに入って自立できるかもしれないし、結婚するかもしれません。これから、恋愛問題、お金、食生活など、問題が出てくると思います。いまは自力で頑張っていますが、さまざまな課題に総合的に対応できる人が社内にいないと大変になってくるのかと思います」 世のためになる、ワクワクできる会社に在庫課で活躍する佐々木裕ひろ志しさん(21歳)商品のシワを取るプレス機を担当する杉山喜き穂ほさん(21歳)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です