働く広場2017年10月号
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9働く広場 2017.10授業の始まりは男女生徒が2重の輪をつくり、交代をしながら自己紹介をくり返す。初めは恥ずかしそうだが、だんだんとうち解けて意思疎通が円滑になる。こうしてセリフの学習に入る。生徒たちの間に真剣な雰囲気が醸じょう成せいされ、演技が学びへと変化していく様子を見学することができた。学習活動には演技、衣装、舞台装置の工夫などにわたり地域の劇団からの支援がある。まさに卒業後の人生に活きる総合的学習活動といえる。これまで述べてきたように、秋田県特別支援教育課の施策や各特別支援学校の地域への働きかけや作業学習あるいは現場実習を通しての地域交流によって、企業や地域の理解を得て、卒業生は力いっぱい働いている。働く様子を写真で紹介した卒業生はみな現場実習を経験して就職を実現している。『「地域で働きたい」という生徒たちに学びの場を御提供ください』という県教育委員会による職場実習協力依頼リーフレットは実に美しい装丁で、内容も分かりやすく仕上っている。機会があれば、参照してほしい。今回の取材でご協力をいただいたすべての事業所について紹介するとともに感謝申し上げたい。県立栗田支援学校の卒業生では株式会社友愛ビルサービス、秋田基準寝具株式会社。県立能代支援学校では株式会社松峰園、独立行政法人地域医療機能推進機構 秋田病院。秋田大学附属特別支援学校では株式会社秋田温泉さとみ。稿の結びとして、今回の取材のスケジュールの調整について、秋田障害者職業センター、県立栗田支援学校、秋田大学附属特別支援学校、県立能代支援学校のみなさまのご協力をいただいたことにも、心より感謝を申し上げる。まったく同感である。昨年10月には、第21回公演として創作ミュージカル「果たすべきこと~守りたい~」が能代市文化会館で開かれた。演目のテーマは友情、人生観、自分の役割であったが、今年は中国の昔話がモチーフの「西遊記~なりたい自分へ~」である。高等部2年生の授業を見学した。秋田県教育委員会作成のリーフレット企業でいきいきと働く卒業生(株)松峰園が運営する老人ホーム・デイサービスセンターで活躍する金こん野の亘わたるさん(右)秋田病院で療養介助員として働く鎌田康裕さん(右)(株)秋田温泉さとみで働く徳政浩太さん(左)と、指導にあたる管理部主任の長谷川政志さん(右)

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