働く広場2017年10月号
14/36

12働く広場 2017.10事例1「障害者雇用納付金制度に基づく各種助成金」の活用事例「障害者雇用納付金制度に基づく助成金」は、事業主などが障害者の雇用にあたって、施設・設備の整備等や適切な雇用管理を図るための特別な措置を行わなければ、障害者の新規雇入れや雇用の継続が困難と認められる場合に、費用の一部を助成することにより、事業主などの一時的な経済的負担を軽減し、障害者の雇用の促進や雇用の継続を図ることを目的としています。今回は、障害者の雇入れや雇用の継続に助成金を効果的に活用している事業主の事例を紹介します。~視覚障害者のために点字ディスプレイを整備~【障害者作業施設設置等助成金(第1種)】 視覚障害1級で全盲のBさんは、プログラミング開発を行うA社において、グループウェアの開発業務を担当しています。Bさんはパソコンで画面読み上げソフトを使用し開発業務を行っていますが、プログラム設計に必要な細かな文字情報を正確に確認できないことがあったり、文章の理解に時間がかかってしまうなどの課題がありました。 そこでA社は、Bさんが幼少時から使い慣れた点字を業務に活用できないかと考え、機構の就労支援機器などの貸出制度を利用して点字ディスプレイを借りてみたところ、その有効性が確認できたため、助成金を活用して点字ディスプレイを整備しました。 点字ディスプレイを整備したことにより、Bさんは正確な情報の速読に加え、作業の効率化も図れるようになり、問題なく業務を実施できるようになりました。~福祉の増進を図るために食堂階段に手て摺すりを設置~【障害者福祉施設設置等助成金】 鉄鋼業を営むC社で設計を担当するDさんは、左下肢機能障害のため義足を装着していますが、これまで作業場から別棟の2階にある食堂へ移動する際は階段に併設する転落防止用の柵を手摺り代わりに伝って昇降していたことから、転倒などの心配もあり移動を躊ちゅう躇ちょすることもありました。 C社は、福祉の増進を図る観点から助成金を活用して階段に手摺りを設置し、Dさんが気軽にかつ安全に食堂を利用できる環境を整備しました。事例2

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る