働く広場2017年10月号
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23働く広場 2017.10置をさし示し、村田さんが書籍を入れる。お互いが確認しあい、3人の連携はスムーズだ。最後に事務室で「BOOK便が終わりましたので、帰ります。ありがとうございました」とあいさつ。空になったコンテナと台車を総合図書館に返却する。配達を終えるまで約1時間。有吉さんが、指導者が一緒に回る理由を教えてくれた。「メールボックスに入れる作業は安心して彼らに任せられるのですが、学内は車が通り、学生さんの自転車も多いので、安全第一に配慮して指導者がついていっています。その辺がクリアできると、おおむねスタッフだけでできると思いますので、完全に任せることを目ざしています」村田さんと坪井さんは業務支援室設立時に、齊藤さんは2011年に採用された。齊藤さんは数字と名前を覚えるのが得意で、間違いがあると必ず気づくそうだ。「3人が協力して、いい仕事をしてくれています」と、その仕事ぶりを、有吉さんも認めている。BOOK便の経験を活かし、大学に届いた郵便物などを配る学内便をトライアル中だ。業務支援室の主な仕事は、BOOK便のほか、縁石清掃、花壇づくり、シュレ午後1時。正門から入ると、キャンパスのほぼ中央、共用棟A2階の業務支援室前に、「BOOK便」のビブスをつけて村田啓けい造ぞうさん、坪つぼ井い康やす紀のりさん、齊藤健一さんの3人と、もう1チームが集合した。身だしなみ、忘れ物がないかなどのチェック後、総合図書館に向かう。私たちは、この「村田チーム」に同行した。キャンパス内は車や自転車が頻繁に通るため、随所に横断歩道がある。そのたびに立ち止まり、「右よし、左よし、前よし」と指差呼称して安全を確認。業務支援室長の有吉義和さんがついていく。「図書館の職員が『この本は、何々学部の何々先生の所に配達してください』という情報を書いたメモを挟んでくれます。本のタイトルが読めなくても、注文した先生の名前の平仮名とメールボックスの番号を確認しながら配達しています」と有吉さん。「村田チーム」のその日の配達先は、東亜経済研究所と経済学部、国際総合科学部の3カ所だ。3人は書籍の入ったコンテナを受け取るとバンドでしっかり台車に固定して、広いキャンパス内で安全確認をしつつ、きびきびと歩く。配達先の事務室に着くと、帽子をとってあいさつ。書籍を汚さないように白い手袋をはめてから、村田さんが教員名を読み上げ、コンテナから書籍を取り出す。坪井さんが教員のメールボックスの番号を読み、齊藤さんがメールボックスの位やりがいを感じながら、業務をこなす総合図書館で書籍を受け取り、出発準備。室長の有吉義和さん(奥)が見守っている配達リストで確認して、メールボックスに入れる配達先の事務室にあいさつ

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