働く広場2017年10月号
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7働く広場 2017.10したい。高等部の作業学習班は「ハンドクラフト班」、「サービス班」、「陶芸班」、「リサイクル班」からなっている。作業学習ではすべての班で自己肯定感を高める工夫をしている。自己肯定感を育むことは作業への意欲を高める基礎になるので、生徒が自分の力でできるような作業環境を整え、作業工程の工夫や手順書を用意することで、見通しをもって作業し、自分の力でできる仕事について理解し、自信をもってよりむずかしい課題に挑戦できるようになるのだ。また生徒自身が目標を設定し、学習終了後の作業日誌で振りかえることで、次の課題を見出せるように導いている。栗田支援学校と同様に、地域資源の活用にも熱心に取り組んでいる。附属校は秋田竿かん燈とうまつりに33回連続出場をしている。「リサイクル班」は、町内会の協力を得て地域でリサイクル活動を行い、業者にリサイクル資源を納品している。清掃や喫茶サービスを学ぶ「サービス班」では、事前学習をしてから秋田市内にあるコーヒー店に出かけ、喫茶サービスで心がけるべきことを聞き取り学習する。「陶芸班」も、陶芸の職について9年の先輩から指導を受けたり、地域の陶器店に見学に行きレイアウトの方法を学んだりもしている。これらの学習の成果が、秋田大学のインフォメーションセンターで定期的に開かれる生徒主体の販売店「わかはとショップ」で活かされている。会場の準備では「サービス班」がインフォメーションセンターの清掃を、また「リサイクル班」は活動のチラシを配ってアピールし、重要な体験学習になっている。能代支援学校の規模は小学部20人、中学部26人、高等部39人で寄宿舎を有する。栗田支援学校と比較すると規模は小さい7県立能代支援学校の実践秋田大学附属特別支援学校の校長、長瀬達也さん(左)と、副校長の田口睦子さん(右)秋田大学附属特別支援学校での作業学習。本格コーヒーのサービス、油とりパックの製作とさまざまだ

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