働く広場2017年11月号
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『北海道・芽め室むろ町は、日高山脈の東、十勝平野の中西部に位置し、農地約42%、山林約40%という豊かな大地と気候条件に恵まれた農業王国。2013年「誰もが、当たり前に働いて生きていける町」をスローガンに、プロジェクトを発足。障がい者、高齢者、地域住民、行政、企業が連携し、地域活性や雇用創出を、独創性とスピード感を持って実践。その成果は各方面から高い関心と評価を受けています。』(NPO法人「プロジェクトめむろ」発行のパンフレットより)このプロジェクトの一環として、地域の障害者の雇用を推進する目的で、2013(平成25)年4月に開設された「株式会社九きゅう神じんファームめむろ」。ここに初めて訪れたのは、2014年だった(本誌2014年5月号「編集委員が行く」参照)。当時、取材に応じていただいた芽室町長の宮西義憲さん、株式会社クック・チャム社長の藤田敏子さんらのプロジェクトに対する熱い信念と意気込みに、とても感動した。この取材から3年半後、再び芽室町を訪れた。(株)九神ファームめむろは、2015年に新しく“嵐山工場”が稼動し、働く障害者は9人から、現在の19人になった。加工するジャガイモの量も1日200㎏だったのが、300~400㎏に増え、十勝産の大豆、ごぼう、大根、長いもなどの加工品も生産するようになり、提携会社や町にとって、重要な会社となっている。NPO法人「プロジェクトめむろ」が運営するコミュニティレストラン“ばぁばのお昼ごはん”も開店し、(株)九神ファームめむろが業務委託を受け、ここでも障害者のみなさんが、調理や接客に活躍している。来春には、国内で惣菜店を74店舗展開する(株)クック・チャムの、道内初となる「帯広店」が帯広市内に出店する予定で、さらなる障害者雇用の輪が広がっていく。手早くジャガイモの皮をむいていく芽室産のジャガイモが次々に運び込まれる(株)九神ファームめむろ 嵐山工場工場玄関に、九神ファームの由来となった9人の神様が迎える(九神とは、本人、家族、町、町民、福祉、企業、お客様、教育機関、土地の恵のこと)傷や芽を丁寧に取り除く16働く広場 2017.11

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