エルダー2017年10月号
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エルダー21特集平成29年度「高年齢者雇用開発コンテスト」56人の正規職員である。それぞれの役割に応じた適切な判断によって運営されているが、熟練のパートヘルパーとの綿密な情報連絡とチームワークこそ同法人の原動力となっている。長期継続雇用制度を適用できる。また、利用者のサービス内容や時間帯などの多様なニーズに対応可能なヘルパーを効率的に組み合わせるため、年度初めにヘルパーパートヘルパーには、「比較的短時間の勤務で生活の空き時間を活用できる」、「複数の訪問時間帯の合間に帰宅して自身の家事や食事ができる」など、既存の生活スタイルを維持したまま時間を効率的に活用できるメリットがあり、健康であれば年齢にかかわりなく働ける雇用の場を創出している。の対応曜日・時間帯を把握し、市内の4カ所のヘルパーステーション共通システムの導入・活用による勤務管理体制を整備、緊密な情報共有による連携強化につながった。◦パートヘルパーの採用条件パートヘルパーを採用する際の資格要件は「ヘルパー2級(介護職員初任者研修修了者)または介護福祉士」であり、勤務時間の拘束はない。訪問介護のニーズは朝・昼・夕・夜間の4つのパートに分かれており、夜間は専門スタッフが訪問するため一般のパートヘルパーについては朝・昼・夕の時間帯が中心となる。ただし、訪問時間は1カ所につき約1~1・5時間を要することから最低限週8時間程度の勤務を求めている。採用時の年齢は65歳未満で、継続雇用者は79歳を上限としている。(2)能力開発に関する改善 ・定例会議や研修会による研けん鑽さん訪問介護に特化して事業展開を進めている同法人では、定例会議やケース会議を活用して、職員間の情報共有および高スキル化のための人材育成を促進している。月1回の定例会議は同じ内容で1日(1)制度に関する改善◦継続雇用と勤務管理  正規職員の定年は65歳、継続雇用は70歳までであるが、経験豊富なパートヘルパーには79歳までの220人の全職員のうち、60歳以上は5割を超え、平均年齢は57歳と高いが、60歳以上の多くは、熟練のパートヘルパーであり、貴重な戦力となっている。同法人では、365日24時間体制の在宅訪問介護を実現するために、複数担当によるリレー介護を可能にするための管理の仕組みづくりに着手した。設立以来、利用者のニーズに合わせた365日24時間体制のサービスを提供することで地域に貢献してきた。同法人の実質的な運営をになうのは介護福祉士などの資格を持つ市川市福祉公社本部Ⅳ改善の内容Ⅲ高齢化の状況、職場改善などの背景と進め方

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