エルダー2017年10月号
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2017.1024企業プロフィールすることで、従業員の希望にあわせた働き方を実現した。(3)顧客情報共有システム、多能職制度、高齢者版多能職制度などの活用により高齢従業員の継続雇用を促進。従業員の休暇取得や残業時間削減などにも寄与する「働き方改革」は、労働生産性の向上につながった。(4)勤務形態や年齢にかかわらない勤務評価によって、高齢従業員のみならず全従業員のモチベーションが向上した。のため焼やい津づ市に移転し、1980年以降は仏壇製造に転換。1987年には仏壇生産量全国一位に輝株式会社お佛壇のやまきは1964(昭和39)年に家具製造業として静岡市で産声を上げた。創業当初はサイドボードや鏡台を主に製作していたが、1980年に仏壇製造に全面転換。「本物の心遣い」、「過去への敬意」、「未来をひらく希望」を企業理念として半世紀を超える歴史を重ねてきた。仏壇、仏具の購買層は高齢者が多く、同世代の販売員の確保は喫緊の課題であったことから、高齢従業員が長く働ける、新しい働き方の創出に全社をあげて取り組んできた。 本事例のポイントは次の通り。(1)定年は65歳で、希望者全員を70歳まで再雇用。また、顧客の来店状況に合わせて勤務時間を定める「高齢者フレキシブル勤務制度」を策定した。(2)「組織起点」ではなく「個人起点」の観点で従業員の雇用管理を推進。3カ月からの短期間勤務制度である「セカンドライフ勤務制度」を導入し、3カ月・6カ月勤務というモデルを提示お佛壇のやまきは、1964年、静岡市で鏡台などの家具製造業として創業、1973年に業務拡張株式会社お佛ぶつ壇だんのやまきセカンドライフを優先した勤務制度で経験豊かな高齢従業員を確保高年齢者雇用開発コンテスト平成29年度厚生労働大臣表彰特別賞(静岡県静岡市)Ⅰ本事例のポイント株式会社お佛壇のやまき(静岡県静岡市)◎創業 1964(昭和39)年◎業種 仏壇仏具の製造・小売販売◎従業員数 35人(60歳以上男女内訳)  男性(1人)女性(3人)( 内 訳 ) 60~64歳 1人 (2.9%) 65~69歳 3人 (8.6%)◎定年・継続雇用制度定年65歳。一定条件に該当する者を70歳まで再雇用。現在の最高齢者は68歳Ⅱ企業の沿革・事業内容

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