エルダー2017年10月号
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ルディングスでは、担当部署の社員がかなりのコースで講師を務めていましたが、外部の講師にお願いしているコースもありました。旭化成と松屋は、社内制度にかかる部分を除き、外部の専門家に依頼していました。これまで紹介した4社では、程度は異なるものの、外部講師の力を借りていましたが、なかには、社員が講師役の大部分をになっているという企業もあります。内部講師の方が、企業の制度や業務などについてよく知っているだけに、よりふみ込んだ話ができます。外部講師にはいいにくいことも、内部講師であればいいやすいかもしれません。社内の事情を熟知しているため、悩みなどもわかってくれそうです。その一方で、講師ではあるものの、一社員であることから、やりにくいところもあります。同じ会社の社員にはいわれたくないことや、社外の講師にいってもらった方がよいこともあります。また、質の高い研修を行うためには、キャリアについての専門的な知識・スキルのほか、研修運営のノウハウも必要で第2回から第5回まで、4社について、キャリア研修を中心に、中高年社員を対象としたキャリア開発支援策について紹介してきました。各社とも、担当部署の方が、試行錯誤しつつ、ねらいやニーズを定め、企業に合った研修を実施していました。一方、講師の選び方や教材のつくり方など、担当部署の方の関与のしかたは一様ではありませんでした。今回は、研修講師や研修プログラムを内製化するか、外部にお願いするかに注目したいと思います。日立製作所では、社員が教材の作成にまで関与していましたが、講師はOBを含む外部の方にお願いしていました。サントリーホー▶会社概要グループ経営理念:SOMPOホールディングスグループは、お客さまの視点ですべての価値判断を行い、保険を基盤としてさらに幅広い事業活動を通じ、お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスをご提供し、社会に貢献します。会社名損害保険ジャパン日本興亜株式会社本社東京都連結従業員数25,822人(2017年3月31日現在)(男性10,969人、女性14,853人)業種保険業(損害保険事業ほか)2017.1046生涯現役を実現するための 希望者全員65歳雇用が浸透し、60歳以上の高齢社員が増えていくことが予想されるなか、高齢社員の戦力化のためにもキャリア開発支援の重要性はますます高まっていくと思われます。本連載では、企業におけるキャリア開発支援にかかる制度設計や運用をはじめ、個人の主体的なキャリア形成を支援するための方策などを、企業事例なども交えて紹介します。キャリア開発支援するための 希望者全員65歳雇用が浸透し、60歳以上の高齢社員が増えていくことが予想されるなか、高齢社員の戦力化のためにもキャリア開発支援の重要性はますます高まっていくと思われます。本連載では、企業におけるキャリア開発支援にかかる制度設計や運用をはじめ、個人の主体的なキャリア形成を支援するたキャリア開発支援高齢・障害・求職者雇用支援機構 雇用推進・研究部長 浅野浩美内部講師によるキャリア研修(損保ジャパン日本興亜)第6回▶定年制等定年年齢60歳(誕生日年度末)継続雇用制度希望者全員65歳(1年更新)役職定年制度としては設けていない▶年齢構成平均年齢42.5歳(2017年3月31日現在)

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