エルダー2017年10月号
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るだけ接点のない職員同士でグループをつくってディスカッションをしながら、自らの強みなどに気づき、それをもとにライフキャリアプランを作成します。講師を務めるのは、継続雇用職員としてライフデザイングループで主査を務める立花一かず元もと氏と森もり合あい康やす和かず氏。立花氏は、人事部ライフデザイングループの元リーダーで、キャリアコンサルタント資格などをお持ちです。森合氏は産業カウンセラー有資格者です。研修資料のメインは、ライフデザイングループで作成した資料ですが、自己理解のワークの1つとして、中央職業能力開発協会(JAVADA)のCADI(Challenge And Discovery Inventory)という、環境変化自己診断ツールを使用しています。〈35〜44歳コース〉実際には、40歳前後の受講者が多いそうです。人事制度などについて、もう一度正しく理解したうえで、生きがいを持って働くことを意識してもらい、定年や65歳までではなく、少なくとも平均余命までのライフプランをつくってもらいます。希望者応募型の研修ですが、今後のライフキャリアについて真剣に考えている職員ばかりかというと、そこまでではないそうです。同社では、「自己申告制度」のなかで、マイキャリアプラン(全員対象)やライフデザインシート(42歳以上)を毎年1回上長の面談を経て、提出してもらうことになっていますが、ライフデザイン研修のなかでも、「本人の意向を人事部に直接発信するツール」というメッセージを伝え、ライフ&キャリア開発の出発点と位置づけているそうです。この年代では、研修をきっかけに初めて自らのキャリアについて真剣に考える職員が多いそうです。このように考える機会を与えることには、「60歳以降を含め、長く力を発揮してくれることを期待している」というメッセージが込められています。〈45〜54歳コース〉50歳前後で受ける職員が多いとのことですが、この年代になると、将来ポストなど、先図表 ライフデザイン研修の対象者・期間など35~44歳45~54歳55~60歳各回の定員50名50名50名実施回数総合系グローバル職員 2回総合系グローバル職員 4回総合系グローバル職員 1回総合系エリア職員2回総合系エリア職員4回総合系エリア職員1回(計4回)(計8回)(計2回)ねらいなど人生後半の目標を模索する生き方、働き方を考える役割の変化と人生本番への準備について考える昇進・昇格・キャリアチェンジについて考える将来ポストなどが見えてくるなかで、キャリア戦略を考えるキャリアアンカー※について考える受講者の決め方希望者応募型期間2泊3日(宿泊のむずかしい総合系エリア職員もいることから、日帰り研修も試行実施中)研修後のキャリアカウンセリング希望者には個別対応講師など内部講師(人事部の職員)(ただし、総合系エリア職員対象に行う、女性の健康のみ外部講師。また、年金制度などについては、社会保険労務士資格を有するOBが担当)その他事前課題あり(当日持参)・グループは、年齢による区分のみ(役職は問わない)損保ジャパン日本興亜からのヒアリングに基づき著者作成※自らのキャリアを選択する際に、最も大切でどうしても犠牲にしたくない価値観や欲求のこと2017.1048

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