エルダー2017年10月号
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脳力アップトレーニング!働くための2017.1064今回は、「色」を覚えるトレーニングです。どの色がどの場所にあるか、しっかり覚えてください。30秒くらい見たら、目をつぶって思い出してみましょう。そして確かめる。これをくり返すことが効率よく覚えるコツになります。【問題の答え】①7種類 ②紫色、青色③緑色 ④黄色篠原菊紀(しのはら・きくのり)1960(昭和35)年、長野県生まれ。東京大学卒業後、東京理科大学諏訪短期大学助教授を経て、諏訪東京理科大学共通教育センター教授。健康教育、脳科学が専門。脳計測器多チャンネルNIRSを使って、脳活動を調べている。『中高年のための脳トレーニング』(NHK出版)など著書多数。【質問】①全部で何種類の色がありましたか?②上段の傘の色を左から順に答えてください。③中段真ん中の傘は何色でしたか?④右下の傘は何色でしたか?質問を隠してから、イラストを3分間見て記憶してください。次にイラストを隠してから、質問に答えてください。第5回色違いを覚える目標 3分で覚え、答える角度15度最近、読んだはずなのに覚えていない、見たはずなのに思い出せない、そういったことが増えていませんか?その理由の一つは加齢です。歳をとると記憶の力は落ちやすくなっていきます。その一方で、歳をとっても記憶の力を伸ばすことができます。そのコツは、ひたすら覚えようとするのではなく、あえて思い出す時間をつくることです。例えば、今回の問題。冒頭の赤字の文章がなければ、一度に覚えようとする人が多いでしょう。しかし、脳は出力依存性を持ちます。入力しよう、入力しよう、記憶しよう、記憶しようとしても、なかなか脳には入っていきません。反対に、思い出すことをくり返し、その記憶を使おうとした方が、脳がそのことを大事だと考え、記憶していくのです。制限時間を超えてもかまわないので、チェックをくり返し、しっかり覚えてみましょう。いくつになっても、記憶、思い出し、をくり返しさえすれば、ちゃんと覚えることができます。チャレンジしてみてください。記憶は引き出してこそ定着する

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