エルダー2017年11月号
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122017.11イデアを提案する機会を設けるために「週間定例会議」を活用することにした。(4)土木工事に必要な安全設備や資材・機材を専門にリースをする関連会社・株式会社ディッグを2007年に設立。現場作業がともなわない仕事が多いディッグを、体力的に現場作業が厳しくなった高齢従業員のための受け皿として活用した。(5)高齢従業員も含め、現場作業に従事する従業員の負担を軽減するために、軽量化や使いやすさの観点から、最新モデルの安全衛生保護具や装備を導入し、提供している。る期待が高まっている。本事例のポイントは次の通り。(1)2016(平成28)年4月に、定年年齢の65歳への引上げと定年後は一定条件のもと健康面で問題がなく、本人に働く意欲があれば、上限年齢を定めずに継続雇用する制度を導入した。(2)賃金については、現在でも建設業では一般的な制度となっている「日にっ給きゅう月げっ給きゅう制」を、2016年8月に「完全月給制」に改めて、収入が安定的に得られる制度とした。(3)高齢従業員が長年の現場経験でつちかってきた、作業の効率化や働きやすさにつながるア企業プロフィール東京都杉すぎ並なみ区に本社を置く、株式会社忠武建基は、大手建設会社の協力会社(一次下請)として土木工事を専門に手がける建設会社である。「安全と効率を両立させる意識を徹底させ、蓄積された技術力と進しん取しゅ果か敢かんの精神で与えられた使命を果たし、社会基盤の創造に貢献する」を企業理念として掲げ、難工事も物ともしない実績によって大手建設会社から信頼を得てきた。震災復興工事や東京オリンピック・パラリンピックに向けたインフラ整備などにともなって人材不足が深刻化する状況は同社も例外ではなく、知識と経験を兼ね備えた高齢従業員の活躍に対す(東京都杉並区)株式会社忠ちゅう武ぶ建けん基き定年を65歳に引き上げ、その後も上限なく継続雇用「進しん取しゅ果か敢かん」の精神で、高齢従業員の活躍の場を広げる高年齢者雇用開発コンテスト平成29年度高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰優秀賞Ⅰ本事例のポイント株式会社忠武建基(東京都杉並区)◎創業 1995(平成7)年◎業種 建設業(とび・土工工事業、鉄筋工事業)◎従業員数 18人(一般事務担当の女性従業員2人を含む)(60歳以上男女内訳)  男性(5人)女性(0人)( 内 訳 ) 60~64歳 3人(16.7%) 65~69歳 2人(11.1%)◎定年・継続雇用制度定年は65歳。定年後は一定条件のもと、健康で働く意欲があれば年齢の上限なく引続き継続雇用

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