エルダー2017年11月号
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202017.11企業プロフィール(2)独自のキャリアパス・評価制度に基づき、年齢にかかわらず適切に賃金に反映させることで、従業員のモチベーションアップを図っている。  (3)知識や経験豊富な高齢職員が講師となり、業務に必要な資格取得を奨励、切磋琢磨するなかでサービスの質の向上を目ざしている。(4)高齢職員の働く姿勢そのものが手本となり、事業継続のための後継者育成を実施。  資格を有し、60歳で定年退職後、特別養護老人ホームの勤務を経て、「理想的な介護施設をつくり有限会社すずらんは、2002(平成14)年、介護事業全般を行う企業として和歌山市で産声をあげた。以来、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、通所介護、高齢者賃貸住宅など業容を拡大。現在では3つの事業所を展開している。有吉佐和子の小説の舞台になった"紀きノの川かわ"が近くを流れる自然豊かな環境のなかで、利用者が日々の暮らしを継続し、能力に応じて、できるかぎり自立した生活を営むために、心を込めた介護サービスの提供を目ざしてきた。設立から15年が経過したが、定年で退職する職員は皆無で、全員の継続雇用を実現している。90歳の職員がフルタイムで働く姿に刺激され、生涯現役という考え方が自然な形で職場に浸透している。本事例のポイントは次の通り。(1)2006年に定年を65歳に引き上げ、2008年には70歳に引き上げた。70歳以上の職員が6人在職していることから定年制の廃止も検討している。有限会社すずらんは、2002年に前原秀雄代表取締役とその祖母が設立した。祖母は、看護師の(和歌山県和歌山市)有限会社すずらん理想の介護サービス提供を目ざし生涯現役の職場を実現高年齢者雇用開発コンテスト平成29年度高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰優秀賞Ⅰ本事例のポイント有限会社すずらん(和歌山県和歌山市)◎創業 2002(平成14)年◎業種 介護サービス事業◎職員数 129人(60歳以上男女内訳)  男性(2人)女性(16人)( 内 訳 ) 60~64歳 7人(5.4%) 65~69歳 5人(3.9%) 70歳以上 6人(4.7%)◎定年・継続雇用制度定年は70歳。制度として一定条件のもと、嘱託職員として年齢の上限なく再雇用。現在の最高齢者は90歳Ⅱ企業の沿革・事業内容

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