エルダー2017年11月号
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2017.1150えるだ最前線あえるだ最前線あ株式会社シニア経理財務経理スキルを持ったシニアの派遣に特化顧客企業は能力と人間関係の構築力に信頼株式会社シニア経理財務は、2013(平成25)年4月に設立。創業者の富とみ澤ざわ一かず利とし代表取締役社長は、団塊世代の真ん中である1948(昭和23)年生まれ。高校卒業後、当時の都市銀行であった三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行し、以後、各支店勤務や東京営業本部第二部で一貫して営業部門を担当。33年間の勤務の後、2000年に退職し、2003年から都内のホテルで5年、不動産会社で5年間勤務した。ホテルは従業員60人規模で、支配人として人事、総務、経理などすべての面で采配をふるい、60歳で定年後、新天地を求め不動産会社に勤務した。不動産会社では資金繰りを含めたグルースキルを活かしたいシニア頼れる経理人材を求める中小企業・派遣スタッフは、原則60歳以上で経理のスキルをもったシニアに限定。派遣先からは、スキルと人間関係の構築力で評価される。・派遣先は経理の人材難に苦しむ中小企業が中心。即戦力の人材の要望に応える。・派遣スタッフと派遣先の要望を聞き、丁寧なマッチングで双方の要望を満たす。《本事例のポイント》とで、長年の勤務でつちかってきたスキルを持ち、しかも元気で、その能力を活かしたいと考えている人が多いことに、富澤社長は気がついた。一方、中小企業では、会社の資金を預ける経理業務だからこそ人間的に信頼でき、スキルを持った経理担当者を求めていることも知った。65歳で定年を迎えた富澤社長だが、まだまだ元気で、社会参加して世の中の役に立ちたいという思いが募っていた。時を同じくして、銀行時代から親交があった人材派遣会社株式会社スタッフアイの創業者の古田良三氏は、「専門能力を持ったシニアを派遣で活かす道はないか」と模索していた。2人の思いが交わったところで、スタッフアイが出資し設立されたのが、経理や財務にスキルを持ったシニア人材を提供する「株式会社シニア経理財務」である。富澤社長、65歳の起業だった。現在、古田氏は、シニア経理財務の代表取締役会長を務める。2013年に同社は、業務請負会社として東プ20社の管理部門の責任者として活躍し、2013年に65歳で定年退職した。銀行勤務後、2つの企業で働くこ富澤一利代表取締役社長

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