エルダー2017年11月号
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2017.114タワーレコード株式会社総務人事本部本部長菅 直己さん行っています。G5からG4の店長に昇格する場合は、店長のポストが限定されていますので、ポストが空いたときにパフォーマンスやマネジメント力などを総合的に評価して「任命」という形で昇格させています。制度スタート当初は降格する人も発生しましたが、いまでは年間3人程度が昇格し、2人程度が降格しています。しかし再チャレンジの機会もあり、降格した後に店長に復帰した人もいます。―ステップアップして高い役職に就きたいという人もいますが、先ほどの高齢の店舗スタッフのように、自分の専門性を活かして活躍したいという人もいると思います。菅 実は店長、スーパーバイザーというマネジメントラインとは別に専門性の高いスペシャリストを同じグレードで処遇しています。部下はいませんが、個人の力で商品を仕入れて店舗に供給する「バイヤー」がそうです。専門的な知識やスキルを評価して判断しますが、G5、G4の店舗バイヤーもいれば、本社の商品部にはG3のバイヤーもいます。評価項目はラインマネジメントとは違いますが、能力評価と目標管理で処遇が決まります。今春には、新宿店のクラシックのスペシャリストで50代の店舗バイヤーが、G5からG4に昇格しています。バイヤーは比較的年齢が高い層に多いですし、スペシャリストとして65歳までまっとうする道も用意されています。逆にそういう人たちが店舗で高齢のお客さまへの対応で専門性を活かして活躍する機会が増えてくると思います。―今後60歳以上の社員が増えることを前提に、健康管理など何か留意している点はありますか。菅 健康管理で一番大事なのは、労働時間だと思っています。例えば、渋谷店には62歳のバイヤーがいますが、極力残業が発生しないように留意しています。また本社では、昨年の8月から毎日ノー残業デーを実施しています。申請なしに残業している場合は人事部員が巡回し、早く帰るようにうながします。毎月の社内報でも定時退社に向けた意識啓発をくり返し行ってきました。いまでは本社の月間平均残業時間は2時間程度です。当社のような小売業では健康イコール労働時間だと考えていますし、なるべく1日8時間以上働かないように、今後も健康管理には注力していきたいと考えています。(聞き手・文/溝上憲文 撮影/福田栄夫)「健康」イコール「労働時間」「残業なし」を目ざし、健康管理を重視は当社の社員は、店舗のアルバイトから資格審査を経て正社員に登用された人が多いのですが、その資格審査では、論文・筆記試験、面接を

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