エルダー2017年11月号
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脳力アップトレーニング!働くための2017.1164今回は「数すう独どく」、「ナンプレ」と呼ばれるパズルの漢字版「漢字プレース」です。頭のなかに漢字の並びを記憶しながら文字の配置を操作していきます。こうしたワーキングメモリ(作業記憶)は年齢とともに衰えやすく、車の運転では道路状況を把握し、判断するといった作業の基礎となるものです。しっかり鍛えましょう。篠原菊紀(しのはら・きくのり)1960(昭和35)年、長野県生まれ。東京大学卒業後、東京理科大学諏訪短期大学助教授を経て、諏訪東京理科大学共通教育センター教授。健康教育、脳科学が専門。脳計測器多チャンネルNIRSを使って、脳活動を調べている。『中高年のための脳トレーニング』(NHK出版)など著書多数。例のように、指定された熟語の文字を、すべてのタテ列とヨコ列、太枠内のブロックに当てはめてください。ただし、同じ文字が同じ列、枠内に複数入ってはいけません。第6回漢字プレース目標3分【問題の答え】科事百典(例)「弱肉強食」の4文字が、タテヨコの各列、2×2の太枠内に現れます。強食肉弱弱肉強食肉弱食強食強弱肉強強食食肉弱強強強強強強弱弱肉食強強事百典科典科事百百事科典科典百事百科事典脳は、そのすべてが活動しているわけではありません。私たちが生活するなかで頻繁にとる行動をになう脳の部分はよく活動し、たまにしかとらない行動をになう脳の部分はあまり活動しません。あまり活動しない脳の部分は最も衰えやすい場所であり、脳の弱点ともいえます。そこで、普段の生活で長い時間を過ごす部屋の状態を確認してみましょう。部屋には、その人がよくとる行動から、たまにしかとらない行動まで、その痕跡が色濃く反映されます。そのため、部屋の状態を知ることは脳の使われていない場所、つまり脳の弱点を知ることにもなります。今回の漢字プレース問題では、頭とう頂ちょう連れん合ごう野やが鍛えられます。頭頂連合野は脳のてっぺん、やや後ろにあり、立体的な感覚や空間認識力をつかさどっています。空間認識力は物の形や大きさを把握するために必要な能力です。つまり、頭頂連合野を鍛えることで、部屋のかぎられた空間を上手く使えるようになり、物を綺麗に収納できるようになります。がんばりましょう。部屋の状態と脳の関係性

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