エルダー2017年12月号
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2017.1212平成26年度に内閣府が実施した「高齢者の日常生活に関する意識調査」によると「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか」という問いに対し、「働けるうちはいつまでも」という回答が4割強と最も多く、70歳またはそれ以上と回答した高齢者の割合は8割近くを占めています。少子高齢化による労働力不足が深刻化するなか、こうしたアクティブシニアの労働意欲を活かさない手はありません。場所と時間を有効に活用することで働き方の多様性を生み出すテレワークは、通勤時間の削減とそれによる疲労の軽減などによって、高齢者が活躍できる社会の実現を可能にします。本稿では、高齢者がより働きやすい環境を提供するテレワークの導入手順と実施体制のポイントについて解説します。導入するための手順1テレワークを導入するにあたっては、業務・ICT・制度・教育を軸に、目的↓調査↓導入計画↓意識啓発↓トライアル↓導入の手順で進めていきます(図表1)。①導入目的・方針・推進体制の確認(現状分析)②導入計画の策定(プレトライアル実施)③業務遂行におけるルールの検討④ICT環境の構築とセキュリティの検討⑤制度・規定の検討⑥経営トップ・組織長・推進チームによる意見交換⑦利用者、管理職、同僚、全社員への周知啓発⑧トライアルの実施⑨トライアルの評価と改善⑩本格導入導入目的の確認2テレワークの導入にあたっては、目的を明確にすることが重要です。「テレワークを導入す社会保険労務士 武田かおりテレワークの導入手順と実施体制解説1出典:社会保険労務士法人NSR「テレワークコンサルティング資料」より業務目的調査導入計画意識啓発トライアル導入ITC制度教育①導入目的・方針・推進体制の確認(現状分析)洗い出し制度確認ICT 環境確認ルール・制度の改善見直しトップの意思確認アンケートセミナー座談会等②導入計画の策定(プレトライアル実施)⑦利用者、管理職、同僚、全社員への周知啓発⑧トライアルの実施⑩本格導入⑨トライアルの 評価と改善③業務遂行における ルールの検討④ICT環境の構築と セキュリティの 検討⑤制度・規定の検討⑥経営トップ・組織長・ 推進チームによる 意見交換図表1 テレワークを導入するための手順

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