エルダー2017年12月号
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2017.1240職場づくりに働けるで安全健康ケーススタディ一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会 編第8回 腰痛を予防しよう 「腰痛は人類の永遠の課題だ」という人がいます。人間が直立歩行をするようになったことが、腰痛の根本的な原因だからです。図表1にあるように、ホモサピエンスが進化していく過程で、腰への負担が類人猿のときより過重な負担になってきたことがおわかりになるでしょう。 さて「腰痛」は症状名ですが、分類すると図表2のようなものがあります。労働との関係から「災害性腰痛」と「非災害性腰痛」に分けることもしばしばあります。作業中によくあるぎっくり腰は災害性腰痛に分類されます。つまり通常と異なる動作(屈くっ曲きょく、伸しん展てん、旋回など)や瞬時の異常な力の作用で、作業中に発症した腰痛というわけです。 ただ、腰痛には急激な力の作用で発症する以外にも、腰に過重な負担が長期に重なり発症する腰痛もあり、これらを非災害性腰痛といいます。高齢労働者は加齢による筋力の衰え、骨粗しょう症の進行など、腰痛症になる多くの要因があります。※ 靭じん帯たい、椎間板などに原因を見いだせない非特異的腰痛など労働衛生コンサルタント 藤田雄三図表1 人類の進化と腰痛図表2 腰痛の分類1ぎっくり腰3椎つい間かん板ばんヘルニア2椎つい体たい骨折4腰痛症※

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