エルダー2018年3月号
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エルダー45再就職支援シニアが活躍できるの開拓と同時に、会員拡大にも取り組む。企業訪問による退職予定者への働きかけやセミナーの開催などにより会員を募集している。セミナーは2017年度に3回実施。元アナウンサーや弁護士による講演とファイナンシャルプランナーによる年金などの話、シルバー・ワークステーションの説明などセカンドライフに役立つ情報提供を行うプログラムで開催した。いずれも好評を博し、定員を超える参加希望者があった。埼玉県内のシルバー人材センターの会員数は、2016年度末現在で4万7265人。前年度に比べて47人増加したが、このところ横ばいの状況が続いているという。岡野部長は「人生100年時代となり、従来の70年、80年時代のライフプランではあわなくなってきています。65歳からをどう生きるのか、新たな自己実現の場の一つとしてシルバー人材センターに注目してください。仕事にかぎらず、ボランティア活動、地域活動などいろいろな活動ができます」と元気なシニアにメッセージを送る。また事業所に向けては、「派遣先企業から『いろいろな仕事を安心して任せることができる』といった声をいただいています。シルバー人材センターには多様な技能、技術を身につけている会員がたくさんいます。働き方は臨・短・軽の範囲内で、主にルーチン業務や雑務をにない、社員や職員のみなさまが本来の業務に集中できるようにお手伝いをします。マッチングは、主に地域のシルバー人材センターが窓口となり進めます。ぜひシニアの力を活かして、地域社会をより元気にしていただければと思います」と呼びかけている。シルバー・ワークステーション事業は、2018年度に拡充する方向だという。企業ニーズにあわせた人材を育成するための実践的な研修の実施や派遣の受入れを検討している企業で短期間の派遣を実施し、その後の就労につなげる事業を検討している。1729人がシルバー派遣で就業派遣先の開拓はシルバー・ワークステーションの担当職員が埼玉県に事業所のある企業などを訪問して開拓するとともに、各シルバー人材センターにおいても地元企業などを訪問して開拓に励んでいる。シルバー・ワークステーションでは開設から2017年12月末までに、事務系業務の派遣就業先は83件。県内のシルバー派遣事業は、基準により「月10日程度以内、又は週20時間を超えないもの」となっているため、一つの仕事を2人〜10人ほどでシェアすることもあり、83件の派遣先で働いている会員は、433人となっている。連合事務局の岡野功いさお高齢者就業促進部長は「約40年間企業に勤めて定年退職した方や元銀行員の方などが自分の住む地域のシルバー人材センターの会員になり、派遣先で長年の経験を活かして事務の仕事をされている例もあります」とシルバー派遣で働いている会員について語る。また、介護施設、保育所、スーパーなどにおける業務のシルバー派遣をあわせると、開設以来2017年12月末現在、派遣先は721件、1729人の実績をあげている。会員募集とマッチングシルバー・ワークステーションでは派遣先公益財団法人いきいき埼玉埼玉県伊奈町内宿台6-26 埼玉県県民活動総合センター内TEL. 048-728-7841お問合せ:月~金曜日の8時30分~17時15分(祝日および施設点検日を除く)◆ 埼玉県民のNPO・ボランティア活動や生涯学習活動、高齢者の地域参加の応援、高齢者の就業促進などに取り組んでいる。◆ シルバー人材センター連合は、県内各市町村に設置されている「シルバー人材センター」と「高齢者事業団」によってつくられた組織。いきいき埼玉は、その本部として「連合」を運営している。◆ シルバー人材センターの会員になるには、年会費(各市町村シルバー人材センターにより異なる)が必要。会員になれば就業機会の提供、派遣先企業への紹介は無料。(※)  公益財団法人いきいき埼玉

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