エルダー2018年3月号
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脳力アップトレーニング!働くための篠原菊紀(しのはら・きくのり)1960(昭和35)年、長野県生まれ。東京大学卒業後、東京理科大学諏訪短期大学助教授を経て、諏訪東京理科大学共通教育センター教授。健康教育、脳科学が専門。脳計測器多チャンネルNIRSを使って、脳活動を調べている。『中高年のための脳トレーニング』(NHK出版)など著書多数。2018.364脳を若々しく保つために目標2分第10回上のイラストと下のイラストには、異なる部分が6カ所あります。すべて探し当ててください。間違い探し今回は「間違い探し」です。まずは目標の2分で探してみましょう。2分を超えてしまったら、時間は気にせず、しっかりイラスト各部を比較しましょう。時間がかかってもいいので、確信の持てる答えが出せるまで粘ってみることが脳トレになります。「間違い探し」を行っているときの脳の動きを調べると、記憶や情報を一時的に保持して活用することにかかわる、前頭前野が活動を高めていることがわかりました。この前頭前野の力が落ちてくると、記憶を短期的に保持することがむずかしくなり、ど忘れ・物忘れが増えてしまいます。間違い探しを解くことは前頭前野を鍛えることにもなるので、定期的に問題を解き、記憶力を高めましょう。さらに、間違いを探すために2つのイラストをよく見比べることで、位置関係の把握や画像的な記憶にかかわる頭頂葉(特に右側)の活動も活発になります。間違い探しは脳トレとして一石二鳥なわけです。また、脳を鍛えるためには、脳を使うことはもちろん、健康的な生活を送ることも大切です。間違い探しなどの脳トレ問題を解くことでしっかりと頭を使う一方で、ウォーキングなどで体調を整え、野菜や魚などの健康的な食事をとりましょう。健康管理をきちんとすることも、脳を若々しく保つために大きな効果があります。!天井左端の紙飾りの有無、ケーキの色が違う、テーブルの上の料理の数、壁掛けの絵がカレンダー、壁の星マークが一つ多い、右下のクッションの模様【問題の答え】

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