エルダー2018年12月号
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定年後の選択肢を広げるための新しい価値観を持つ「二枚目の名刺」NPO法人二枚目の名刺 代表  廣 優樹特集エルダー19高齢者雇用と副業・兼業自分の名前と勤務先、肩書、職種などが書かれた名刺は、社会人にとってなくてはならない自己紹介アイテムといえる。1人が持つ名刺は、一般的には一枚が主流だろう。しかしいま、二枚目の名刺を持って副業を行うことに注目が集まっている。副業といっても、従来のイメージとは異なる、新たな価値観を持つものだ。「NPO法人二枚目の名刺」では、本業で持つ一枚目の名刺のほかに、組織を越えて「社会のこれから」をつくることに取り組む個人の名刺を「二枚目の名刺」と位置づけ、二枚目の名刺を持つきっかけづくり、二枚目の名刺を持って副業︵社外活動︶を行う社会人を支援している。同法人の代表を務める廣優樹さんに、NPO設立の経緯や活動内容のほか、定年後の選択肢を広げるためのキャリアづくりとして、二枚目の名刺を持ち活動することの意義や活動を始める際のヒントなどをうかがった。本業以外でも価値を生み出せた経験が原動力。社会をつくる活動を後押し「二枚目の名刺」は、廣氏が会社員として働くかたわら、2009︵平成21︶年に立ち上げ、2011年にNPO法人化。これまで400人以上の社会人の社外活動を支援してきた。活動を始めるきっかけは、廣氏自身が体験した、社外での刺激的な活動にあった。社会人になってから、廣氏は英国のビジネススクールに留学し、国籍も経歴も異なる仲間とチームを組み、ベトナム商工会議所で「農産物の対日輸出促進プラン」を作成するというプロジェクトに取り組んだ。「未知の分野でしたが、現地の人たちと関係を築きながらプロジェクトを進めました。プロ解 説32009年、「二枚目の名刺」を立ち上げ、2011年にNPO法人化。現在、商社勤務のかたわら自らも二枚目の名刺を持ち、NPOの活動に取り組む。4児の父。地域活動にも精力的に参加している。ひろ・ゆうき

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