女性受講者の一日

女性受講者の一日


ポリテクセンターの女性受講者がどのような一日を過ごしているのかご紹介します。

○テクニカルメタルワーク科(20代)

<1日のスケジュール>

7:40 家を出発

 途中、保育園に寄って娘(2歳)を預けます。
 「ママ、お勉強頑張ってね!」と励ましてくれました♪

テクニカルメタルワーク科1

8:50 ポリテクセンターに到着

9:00  <午前の訓練>

テクニカルメタルワーク科2

テクニカルメタルワーク科では、金属材料を“切る”、“曲げる”、 “つなげる”技能・技術を学んでいます。
今日は午後からのTIG溶接作業(※1)を行うための準備でグラインダー(※2)がけをします。
グラインダーは金属を砥石で削る工具です。電動の工具なので取扱に注意!基本に忠実に、安全作業を心がけます。
最初は、手にしたこともない工具で心配でしたが、火花にも慣れ、今では鉄がピカピカに磨かれることが楽しいです。

~11:40

-昼休み- 訓練生ホールで、同じ科の女性受講者と子育てや訓練のことを話しながらお弁当♪

12:30 <午後の訓練>

 午後は、TIG溶接作業の訓練です。トーチの角度や溶接速度に細心の注意を・・・。
 もちろん安全作業を心がけます。出来栄えは、自分の目で確かめて!!

テクニカルメタルワーク科3

溶接の大変さや繊細さに、毎日ただ驚くばかり。
いかにお手本に近づけるか模索し、工夫しながら行う作業は、1日があっという間に過ぎていくほど楽しく充実しています。
疑問に思ったことは、すぐに指導員に質問。丁寧な指導のお陰で溶接がどんどん上達しています!
仕事で活用できるほどの技術を身につけたい一心で、溶接の資格試験にも挑戦しています!! 

テクニカルメタルワーク科4

15:10 訓練終了
 訓練が終わると、保育園に娘を迎えに行きます。
 夫のサポートも得ながら、訓練と家事・育児を両立させています。

テレビで「溶接女子」の特集を見て、「自分もやってみたいな、かっこいいな」と興味を持ったことが受講のきっかけでした。初めて足を踏み入れる分野に戸惑うこともありますが、先生や周りの受講者に教えてもらったり、助けてもらったり、時には教えたりと毎日楽しく学んでいます。
ポリテクセンターで学んだ金属加工の知識・技術を活かした再就職を目指しています。

※1 TIG溶接・・・溶接方法の一種。様々な金属で精密かつ高品質な溶接が可能。
※2 グラインダー・・・円板形の砥石を回転させて、金属等の表面を研磨したり、削ったりする工作機械。
 

○CAD・ものづくりサポート科(30代)

<1日のスケジュール>

8:20 家を出発
 車で通所しています。約25分かかります。

8:50 ポリテクセンターに到着
 早めに来てパソコンを起動します。

9:10 <午前の訓練>

CAD・ものづくりサポート科1

今日は3次元CAD(※)の訓練。
午前中は3次元CADを活用して、最終的に作る“モノ”のパーツを一つひとつ寸法通りに作成します。
はじめは難しく感じた製図ですが、できるようになってくると面白い。
寸法通りにコツコツと作図していくのは結構向いてるかも!

~11:50

-昼休み- 毎日、作ったお弁当を持参してクラスの仲間たちとコミュニティホールで楽しく食べています。毎日が女子会です♪

12:35 <午後の訓練>

午前中に作成したパーツをパソコン上で組立てます。
寸法通り作った部品でも実際に組合わせてみると・・・ちゃんと収まらない!? 一つ一つ寸法通りに作成したパーツでも、全体の組合せによっては修正・ 調整が必要になります。
指導員から丁寧にアドバイスいただき、何とか完成が見えてきました。

CAD・ものづくりサポート科2

パーツをパソコン上で組立てる作業は、お弁当作りに似ている気がします。
おかずを作って、お弁当箱に収める前に、パソコン上で具材の配置がどうなるか視覚的に確認できる、といった感覚です!

CAD・ものづくりサポート科3

 15:15 訓練終了

今は資格試験のためにポリテクセンターに残って自習しています。

CAD・ものづくりサポート科4

17:00 自習を終えて帰宅
 帰宅途中にスーパーに寄り、明日のお弁当用のおかずを購入。
 

小学生の子供が二人います。家事等は同居中の家族の助けを得ながら、訓練受講と両立させています。
前職は事務職員でした。ものづくりの現場では事務職でも専門的な知識があると重宝されることを知り、CADの訓練を受講しようと決意しました。訓練で学んだ内容を活かし、CADに関連する仕事に就きたいと考えています。

※3次元CAD・・・CADとは、工業製品や建築物などの設計・製図をパソコンを用いて行うための、ソフトやシステム。平面図を作成・編集するものを2次元CAD、立体図形を作成・編集するものを3次元CADという。
 

○テクニカルオペレーション科(20代)

<1日のスケジュール>

7:15 家を出発
 電車で通所しています。約1時間かかります。

8:20 ポリテクセンターに到着
 早めに来て、訓練内容の予習・復習を行います。

9:10 <午前の訓練>

テクニカルオペレーション科1

今日はマシニングセンタ(※)というプログラミングで動かす工作機械の実習です。
午前中はマシニングセンタを動かす際に必要なプログラムの作成方法や、個々の用語の意味について学びます。
正直、専門用語など理解が難しい部分もあるけれど、指導員の丁寧な説明を受けてプログラムしていくうちに、なんとなく理解できてきました。
専門的な内容を一から教えてもらえる環境は、ポリテクセンターならでは!

~11:50

-昼休み-

いつも食堂で、同じ科の訓練生たちとお弁当を食べます。
空いた時間には求人票をチェック。ポリテクセンターは、就職活動のサポートもあるので安心です。

テクニカルオペレーション科2

12:35 <午後の訓練>

テクニカルオペレーション科3

午前中作成したプログラムを使って、実際に加工をすることになりました。
プログラムを誤っている場合は誤作動につながる可能性があるため、指導員にプログラムを確認してもらいます。
 
確認後、いよいよマシニングセンタを動かします。
プログラム通りに機械が動き、図面の部品が削られていくのを見るのは、ドキドキします!

テクニカルオペレーション科4

加工が終了し、完成した部品の寸法を測ってみたところ・・・ピタッと図面通りです♪
自分がCADで作成した部品が、図面通り完成するのって結構楽しいかも。
   
まだまだ、“ものづくり”の一部を経験したに過ぎませんが、作りたいモノをイメージして、図面を書き、実際にできあがるまでの作業は、創作的で達成感のある仕事だと思います。

15:15 訓練終了
 電車の時間もあるので、終了後に残って復習をしてから帰宅します。
 自習のため、1本電車を遅らせることもあります。
 

受講者は男女共に様々な経歴を持っていて、年齢層も幅広く、一緒に学ぶ日々がとても新鮮です。
初めはCADに関する内容を学びたくて受講しましたが、実際に機械で加工する訓練が面白く、機械加工に関する職種での就職を視野に入れながら、就職活動にも励んでいます。

※マシニングセンタ・・・コンピューターの制御により多様な加工を全自動で行う機械。