求職者支援訓練サポート講習「精神障害・発達障害の特徴と対応について」を受けた方の感想
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平成26年度 サポート講習「精神障害・発達障害の特徴と対応について」
実施概要
実施日 : 平成26年9月30日
会場 : すみだ産業会館 9階 1・2会議室
受講者数: 16名
講師 : 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
障害者職業カウンセラー
講習の主な内容
本サポート講習では、対応等を検討する前に、精神障害、発達障害の基本的な特徴をまず学び、以下の内容について理解を深めていただくことを目的として実施しました。
•精神障害、発達障害の基本的な特徴を理解する。
•受講者の特性やニーズについて、より複眼的な視点がもてる。
•サポート講習参加者ご自身のコミュニケーションスキル等を、客観的にふりかえる
ことができる。
•外部機関への相談も含めた、受講者への対応について検討ポイントや選択肢がもてる。
(内容)
1 障害とは何か
・精神障害について ・発達障害について
2 精神障害、発達障害のイメージの共有化
・ペアワークによるイメージの共有
3 精神障害、発達障害の障害特性及び対応
・精神障害の特徴、発達障害の特徴
・グループ討議
4 質疑応答及びまとめ
受講者の声(終了後アンケート結果)
1.あなたご自身のことについてお伺いします。(複数回答可)
回答 |
割合 |
(1)求職者支援訓練の責任者 |
8% |
(2)求職者支援訓練の講師 |
36% |
(3)求職者支援訓練の就職支援責任者 |
20% |
(4)求職者支援訓練の事務担当者 |
24% |
(5)その他 |
12% |
2.セミナーはお役に立ちましたか
回答 |
割合 |
(1)大変役に立つ |
63% |
(2)役に立つ |
31% |
(3)役に立たない |
6% |
(4)全く役に立たない |
0% |
●「役立った」の具体的内容
- 発達障害についての知識がなかったので役立ちました。
- 発達障害の受講生は多いので、対応など学べました。
- 事例内容が分かりやすく、相談機関先等も広がったことが役に立った。
- 専門的な内容を分かりやすく解説頂けたため。
- 具体的なケースが聞けて良かった。
- 訓練校としてまだできることがあると気づいた。
- 障害者に対してどのように対応するのか、学校側で全てを抱え込む必要がないことが理解できた。
3.講習へのご意見(自由記述)
- 関心のある人が集まっていたので話ができ、嬉しかったです。
- 根本的な対応方法が見えません(毎回思います)。講習の始めに前置きはありましたが、グループワークでは見えにくいです。専門的なアドバイスを中心とした講習をお願いしたいです。もっと講師の講義時間を多くして欲しいです。
- センターへ相談しても具体策が出ず、クレームが起きないようにと、前提の助言ばかりで結果として何も対策がができず、ということが多い。専門員がいると助かります。
- 実際にリファーするとしたら、どういった専門機関があるのか教えて欲しい。センターに専門家がいて訓練校が相談したり、巡回指導をお願いできたらよい。
受講者の声(フォローアップアンケート結果)
※ 講習を受講された方に受講終了3ヶ月後の取り組み状況等についてフォローアップアンケートにご回答いただきました。(回答者数8名)
1.受講後のご自身の意識の変化(複数回答可)
回答 |
回答数 |
(1)講習で学んだ知識等によって、課題に対応できるようになった。 |
2 |
(2)講習で学んだ知識等によって、課題に対応する心構えができた。 |
6 |
(3)講習で学んだ知識等によって、課題に対する不安が軽減された。 |
3 |
(4)講習で一定の知識は得られたが、現実は難しく活用できそうもない。 |
0 |
(5)特に変化はない。 |
0 |
(6)その他 |
0 |
合計 |
11 |
●「ご自身の意識の変化」の具体的内容(自由記述)
- 数々の事例を知ることで、現場での対応のヒントをいただき、役立てることができた。
- 弊社は特別支援学校卒の人(知的障害者)を雇用しているが、指導員という立場で知的障害者さんと接しているが、自分達に詳しい「障害」についての知識があるわけではないので、まず「障害とはなにか」「精神障害の概要」「発達障害概要」などを聞く事が出来て大変役にたった。支援学校では一口に「知的障害」とあらわしているが、精神障害・発達障害などが混ざっている。障害特性を知る事によってパニックを起こしたり、理解しがたいような発言があった時でも障害なんだと理解出来る様になった。 全ての説明に対してグループワークがあり、聞くだけではなく、自分達の事例や支援機関の方の対応など具体的な事を聞く事ができとても参考となった。 雇用支援機構の方と企業の障害者担当は全く立場が逆なので、お互い知らない事もありとても参考となったし、企業側の雇用の現状も雇用支援機構の方に聞いて頂く事ができた。
- 講師の方の説明や、他の受講した方との情報共有により、漠然とした不安が軽減されたのはとても心理的にたすかりました。決して一人だけや社内だけで抱え込まず、ハローワークや地域と連携をして対応していくようにしたいと思います。
- 発達障害の判断材料が出来た為、もしかしたらこの人は?と気づくことにより、受講生も困惑しないように今までとは違う指導ができるようになった。
2.講習受講後実施機関で取り組まれたこと(複数回答可)
回答 |
回答数 |
(1)講習の内容を活用して、具体的に対策を講じた又は改善した。 |
2 |
(2)講習の内容について取り組みを準備中である。 |
0 |
(3)講習内容について、他の担当者と情報を共有した。 |
6 |
(4)何からやればいいか分からない。 |
0 |
(5)特に考えていない。 |
0 |
(6)その他 |
1 |
合計 |
9 |
●「実施施設の取り組み」の具体的内容(自由記述)
- セミナー報告書やいただいた資料を責任者・現場担当者等に回覧し、現場での対応に役立てている。
- 今回聞いた内容は弊社内で担当者とは情報を共有し、どうしても手に負えない事例が生じた場合は雇用支援機構に入って頂くという共通認識が持てた。 今まではどこまで障害の方を理解して、彼らに合わせればいいのかと言う事が判らなかったが、自分達では対応が難しい、本人が理解しにくい場合などは専門(担当)の支援機関の方に入って頂く方が良いという事となり、支援機関の方に見に来てもらう事ができた。
- 実際に対応する可能性のある、講師や事務担当者などと情報を共有しました。 また、頂いた資料にすぐに目を通せるようにしております。
- 対象者がいないため、取り組んでいません。
- 適性検査の実施や抽象的な指示をなくし、紙ベースの指示を増やした。