働く広場2015年5月号
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26働く広場 2015.5 Ⅰ ※「働く広場」では通常西暦で表記していますが、この記事では元号で表記しています。精神障害者の「医療」から「雇用」への移行を推進するため、平成25年度、平成26年度に実施したモデル事業の取組みについて、医療機関に対する就労支援ノウハウの周知や相談支援を実施する。(3)精神障害者・発達障害者の雇用ノウハウの蓄積を図るためのモデル事業の実施[予算額 103(103)百万円]地域、規模、産業等のバランスを踏まえた上で、精神障害者や発達障害者の雇用の経験やノウハウが十分でない企業に対し、雇用促進のための取組みを委託し、定着支援に重点を置いた雇用ノウハウの構築を図るモデル事業を実施する。(4)障害者トライアル雇用事業の実施[予算額 2、043(1、975)百万円]事業主がハローワーク等の紹介により障害者を試行雇用(3か月の有期雇用。精神障害者については最大12か月)し、試行雇用終了後に常用雇用への移行を促進する「障害者トライアル雇用事業」により、精神障害者等の更なる就職促進を図る。2 発達障害者・難病患者への就労支援の充実[予算額 1、059(922)百万円](1)発達障害者の特性に応じた支援策の着実な実施(Ⅰの1の(1)の一部再掲)[予算額 934(889)百万円]ハローワークに配置している「就職支援ナビゲーター(発達障害者等支援分)」について、学生等向けに新卒応援ハローワークにも配置し、発達障害等の要因によりコミュニケーション能力に課題を抱えている者に対して、特性に応じたきめ細かい個別支援の実施及び希望に応じた適切な専門支援機関への誘導を行う。また、大学の就職担当者等を対象として発達障害者の就労に関するセミナーを実施するとともに、発達障害者を雇用し、適切な雇用管理を行った事業主に対して助成すること等により、発達障害者の雇用の促進と安定を図る。(2)難病患者への支援策の着実な実施[予算額 524(388)百万円]「難病の患者に対する医療等に関する法律」の制定や、難病のある者への就労支援のニーズの高まりを踏まえ、ハローワークに配置する「難病患者就職サポーター」の増員を行い、ハローワークにおける難病のあ平成27年予算額  25、751(25、803)百万円※括弧書きは前年度予算額【施策の概要】平成26年度における障害者雇用に関する状況を見ると、引き続きハローワークの新規求職件数、就職件数ともに過去最高となるなど、障害者の就労意欲の高まりが見られる。障害者の雇用者数も、平成16年以降、11年連続で過去最高を更新している。一方で、平成26年の実雇用率は1・82%と法定雇用率未達成となっており、引き続き障害者雇用の充実・強化を図る必要がある。特に、中小企業においては障害者雇用の取組みが求められることから、さらなる中小企業の支援の強化等を図る必要がある。また、雇用者数が増加している中で、雇入れ支援のみならず、雇用された障害者の定着支援を強化することが求められている。さらに、精神障害や発達障害、難病のある方などについては、新規求職申込件数、就職件数ともに大きく伸びており、今後とも障害特性に応じたきめ細かな就労支援を行うことが求められている。平成27年度においては、上記の状況をふまえ、①障害特性に応じた就労支援の推進②地域就労支援力の強化による職場定着の推進③中小企業に重点を置いた支援策の実施④障害者の職業能力開発支援の強化を主要な柱として、障害者に対する就労支援の充実を図る。   障害特性に応じた就労支援の推進1 精神障害者への就労支援の充実[予算額 3、352(3、374)百万円](1)ハローワークにおける精神障害者への専門的支援の強化[予定額 786(743)百万円]ハローワークにおける精神障害者の新規求職者数の急増に対応するため、精神障害者等に対し、カウンセリング、企業の意識啓発、職場実習の実施及び就職後のフォローアップ等の一貫した支援を行う「精神障害者雇用トータルサポーター」を拡充することにより、総合的かつ継続的な支援を行う。(2)医療機関に対する精神障害者の就労支援ノウハウの周知等の実施[予算額 10(84)百万円]障害者に対する就労支援の推進~平成27年度 障害者雇用施策関係予算のポイント~厚生労働省 職業安定局 障害者雇用対策課/職業能力開発局 能力開発課

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