働く広場2015年5月号
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7働く広場 2015.5てくれるし、困っているときは、だれかが声をかけてくれます。適度な干渉で、自分のペースで働けるので、どの仕事も楽しくやっています。人の面倒を見たり、叱ったりすることは苦手なので、仕事のエキスパートを目指して、働き続けたいです。休日は、車いすの方や聴覚障害の人たちと風船バレーのチームで楽しくプレーしています」金子美和さんは、潤滑ポンプ組立てラインで働く、入社10年目。会社の知人の飲み会で出会いがあり、2年前に結婚した。「夫は聴覚障害があるので、口話や指文会で積極的に体験発表を行ったりと精神障害をオープンにして、外部に発表する機会を大切にしている。「手記」を書いた人たちに話を聞いた。真空蒸着室で化学品評価試験のオペレーションをしている松田仁じんさんは、働いて5年目。部品の受入れ・製品の出荷、電装品ラインのプリント基板リサイクル業務の後、現在の職場にきて3年目になる。松田さんは埼玉県の化学メーカーで働いた後、大阪に戻り、10年間引きこもりに近い状態だった。たまたま父親が後藤相談役と知り合いだったことから就職した。「放っておいてほしいときは放っておいい。落ち込みそうになる兆候をとらえて、対応するようにしています」就労支援機関との連携も欠かせない。入社直後には会社の人に相談することは難しいし、プライベートな相談はしにくい。私生活が仕事に影響を与えている場合もある。應武さんは就労機関への要望として、「就労前に、働くための必要な準備ができているかを確認してほしい。また、入社前に本人との信頼関係を築いておいてほしい。支援者との信頼関係ができている人のほうが定着はいいですね」と語る。 ダイキンサンライズ摂津では、厚生労働省委託事業「働く精神障害者からメッセージ発信事業」の「働く生活ストーリー手記」に応募したり、セミナーや研修精神障害をオープンにして働く真空蒸着室で働く松田仁さん潤滑ポンプ組立てを担当する金子美和さん

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